年の瀬せまったこの頃、いかがお過ごしですか?
僕は生きてるだか死んでるだかよくわからない
まるで毎日が「プロ野球の消化試合」のような日々を送っております
嫁にはとても言えないけど割と自由な時間があるので、
最近は学生の頃に戻ったように
読書したり天下国家について考えたりしています。
そこで今回は、タイミングが遅いかな?
もう首相が参加表明してしまったTPPについてのお話。
もちろん僕は
TPP参加に反対ですが。
TPP推進派の言ってることのでたらめさを
なぜ国民がもっと追求しないのか、不思議でなりません。
TPP推進派の論点を整理すると
1、関税がかかるせいで競争力が落ちている。
このままでは産業の空洞化が進行してしまう。
2、農業だって攻めの姿勢で貿易すれば
勝ち残ることができる。
3、今後の交渉でTPPのルールは変更可能。
守るべきところは守られる。
なんなら交渉後、脱退すればいい。
1については、関税をなくしたところで
焼け石に水
この産業の空洞化についてはバブルの崩壊の頃から徐々に進行してきた
「原料を輸入して、日本で加工して、海外に輸出する」という
加工貿易という産業構造の終焉のためだと思います。
どう考えたって原料を現地で調達して、
現地の人を使って加工して、現地の人に売るほうが効率的ですから。
この流れはTPPに参加したからといって変えられるはずもなく、
むしろ今まで日本のものづくりを支えてきた中小企業までもが
海外に打って出やすい環境を整えられることによって、
よりいっそうの産業の空洞化が進むことが予想されます。
2については、日本の農業のありかたが今のままでいいとは思いませんが、
311以降放射能の影響が懸念される日本の農作物に
正気で商機があるとでも?
遺伝子組み換えや中国産ならともかく、
日本人ですら積極的に外国産を選びかねない現状で。
好き好んで日本産を食べる外国人なんかいないでしょうよ。
3については笑わせないでほしいですよね。
まず、
守るべきものって何ですか?と首相自身に問うてみたい。
それを明確にできないで、何をどう交渉するつもりでしょう?
まな板の鯉のようなものである日本が交渉できるのはせいぜい
刺身はイヤ、煮付にしてと調理の仕方を交渉するのが関の山。
TPP脱退もありうるって、そんな気骨が本当にあるのなら
逆に見直しますよ、民主党のこと。
あーあ、考えただけで嫌になっちゃいますね。
学生の頃はこういうことを近所のロイホで
カメちゃんと一晩中話してたけど、
今はあの頃のように語れる相手が近くにいない。。。
誰かこの青臭い話に付き合ってくれませんかね?
PS 今年は日本全体が喪に服すとみなし、
新年のご挨拶はご遠慮申し上げますのであしからず。
来年は良い年になりますように。。。